声がれとは?
声がれですが、声の出しすぎや飲酒後のカラオケ、風邪を引いて無理に声を出した後、声が枯れた経験は誰にでもあると思います。これらで、一時的に声が枯れてしまうことはありますが、すぐに良くなることが多いです。
声がれの原因
しかし、それが慢性的になる場合もあり、そうなると治療する必要が出てきます。
声枯れの原因としては、以下のようなものが考えられます。
風邪の症状桃炎)
声がれが起こる原因として最も多いのは、やはり風邪によるものです。風邪は細菌やウィルスが身体の中に侵入して鼻やのど、気管支に炎症を起こします。声帯に炎症が起こることで、声がれにつながります。
花粉症
花粉症は、植物の花粉がアレルギーの原因物質(=アレルゲン)となって起こる、アレルギー性の病気です。大量に花粉が飛散する時期にはのどにかゆみや痛みなどの違和感が起こる事もあります。
また、花粉症に限らず、鼻が詰まると必然的に口で呼吸をするようになります。そうすると、のどが乾燥しやすくなり、のどへのダメージが大きくなり、声がれが起こる事もあります。
人間の声は、声帯が振動することで音が出ます。この振動する際の動きに不具合が起こることが、声がれの一番の原因です。
声帯周辺が腫れてしまったり、出来物ができてしまうと声がかすれるようになります。例えば、急性咽頭炎、声帯ポリープ、結節、喉頭がんなども声がれの原因になります。
ポリープについて
のどにポリープができて、発生制限などの保存的治療でも縮小しない場合、これを切除するための手術が必要となります。その場合、入院が必要になる場合もあるため、日頃から予防に努めてください。
予防としては、まずは、「風邪をこじらせない」ことが大切です。空気の乾燥を防ぐため、加湿機を使うことが有効です。ポリープができる人は声帯を日常から必要以上に使っているので、「大きな声を張り上げない」「無理に高い声を出さない」ことも有効です。
かけがえのない、自分の声を大切にしましょう。