外耳炎とは?
人間の耳は、鼓膜の外側の「外耳」、鼓膜から内側の「中耳」、さらに内側の「内耳」に分かれています。
外耳炎とは、鼓膜より外側の、耳の中で起こる炎症のことをいいます。外耳炎は皮膚の炎症がほとんどです。
外耳炎の主な原因は、耳かきなどで外耳を傷つけてしまうことです。耳の中の皮膚は、とても薄いので、少しの刺激だけでも傷がついたり、荒れやすいのです。
耳掃除をした時に傷をつけてしまう、耳に水が入ったと思って引っかき、外耳の部分に炎症を生じさせてしまうことが多くあります。
外耳炎の症状
外耳炎になってしまうと、
- 耳の痛み(特に引っ張ったり、押したり際に痛みが強くなる傾向がある)
- 耳だれ(白や黄色の液体)
- 耳のかゆみ
- 耳の中がヒリヒリする
場合によっては、難聴や耳鳴りが起こることもあります。
外耳炎の治療方法
治療法としては、耳浴(じよく)といって、外耳炎になっている側の耳を上にして寝て、そこに薬液を落とすものがあります。そのまま10分ほどその姿勢を維持します。
軽症であれば、2、3日で自然に治ることもありますが、症状や原因の細菌によって、治療の方法が変わってくることもあります。
耳の中の皮膚はとても薄いので、デリケートです。耳の中に異常を感じた場合は、医療機関を受診される事をおすすめします。